女性薄毛の年代別原因と対策

女性の薄毛

女性の薄毛の原因は女性ホルモンの減少やストレス、生活習慣など様々な要因があります。20代の若い世代と50代、60代の悩みが増える世代では薄毛になる原因も違います。年代別の薄毛について解説していくので、参考にして自分に合った対策をしていきましょう。

BELTA専属毛髪診断士堀裕子

監修
BELTA専属毛髪診断士 堀裕子

産後からシニアまで幅広い世代のヘアケアをサポート。ヘアケアに関わる食事や生活習慣の改善などもサポートしている。

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20代で薄毛になる原因

過剰ダイエットによる食生活の乱れ

髪の毛はケラチン(タンパク質)で作られています。過度な食事制限によるダイエットなどをしていると、髪の毛の成長に必要な栄養素が不足し、結果として薄毛をまねいてしまいます。
20代は女性ホルモン分泌も多く、髪の毛のコシ・量もしっかりしています。もし20代で薄毛が気になるような場合、まず頭皮に栄養を補う必要があります。

ストレスの蓄積

20代は仕事に就いたり、ひとり暮らしを始めたりと、多方面でストレスが拡大しています。気づかないうちに、ストレスが溜まっているのかもしれません。

恋愛・仕事・人間関係・家事・育児など、ストレスを溜めやすい環境が多く存在しています。このストレスが過多になると自律神経のバランスが崩れ、血液の流れが悪くなります。

その結果、髪に必要な栄養素(タンパク質)などが毛髪に充分送れなくなってしまい、毛髪に栄養が欠乏し、弱くて抜けやすい髪質に変化してしまいます。

パーマやカラーなどによる頭皮ダメージ

カラーリングをする女性

20代女性の多くがパーマやカラーリングを行っているかと思います。しかし、これらは髪にストレスを与えているということを忘れてはいけません。カラーやパーマ薬は毛根を傷つけたり頭皮を傷めてしまうので、髪の成長を妨げ、ヘアサイクルを乱してしまいます。

ヘアサイクルを保つためにも、パーマやカラーは2ヶ月以上の感覚をあける事をオススメします。

50・60代で薄毛になる原因

ホルモンバランスの変化

ヘアサイクル

女性ホルモンは髪の毛を育て、維持をする役割を持っています。しかし、加齢や、更年期障害などによって女性ホルモンが減少すると、薄毛や抜け毛が増える可能性があります。

髪の毛の成長を促進する女性ホルモン(エストロゲン)が少なくなると、髪の毛が太くなったり、伸びたりする「成長期」の期間が短くなります。
その結果、短く・細い髪の毛が増えるだけでなく、抜け落ちるまでのスパンも短くなってしまいます。そのため、抜け毛が増え、薄毛も目立つように感じます。

血行不良による頭皮の栄養不足

血液には、摂取した栄養を体内の必要なところに運ぶ役割があります。血行が悪くなると運び込む栄養の量が少なくなってしまうので、頭皮が栄養不足に陥ります。

また、同時に老廃物を排出する働きも弱くなってしまうため、健康な髪が育たなくなり、薄毛や抜け毛が増加します。

ヘアケアが合っていない

界面活性剤の特徴の一覧

シャンプーやトリートメントには洗浄力や保湿力などそれぞれ特色があるため、自分の肌質に合っていないヘアケアを続けていると、気づかないうちに頭皮が傷つき、健康な髪が育たなくなっているかもしれません。

ヘアトラブルに対して、しっかり洗浄しなければと洗浄力が強すぎるシャンプーを使っていたり、1日に何度もシャンプーをしたりすることは、かえって頭皮の乾燥や乾燥による皮脂の過剰分泌につながることがあります。
自分に合ったシャンプーで適切な使い方をしていくことがとても大切です。

頭皮の糖化

パンの糖化

また「糖化」現象も、薄毛・抜け毛に大きく関わっています。
糖化とは、一言でいえば「焦げる」ことで、老化現象の一種です。例えば、肉や魚、パンなどを焼くと固くなって色が変わります。これが糖化です。

糖質を多く取りすぎると、余った糖質が、タンパク質と結合しAGE(糖化最終生成物)を作り出します。このAGEが、体の中の「焦げ」と言われ、さまざまな影響を与えます。

髪や肌はタンパク質から作られているため、糖化が起こります。糖化が進んでいくと以下のことが考えられます。

  • ・毛の育つ力がなくなる
  • ・頭皮が硬くなり柔軟性や弾力を失う
  • ・髪の毛のツヤ・ハリ・コシが失われる
  • ・血行が悪くなり栄養が行き渡らなくなる

また、糖化を促進してしまう要因には以下が当てはまります。

  • ・強い紫外線を浴びてしまう
  • ・過度なパーマやカラーリング
  • ・栄養バランスの悪い食事
  • ・日常のケア不足
  • ・精神的ストレス

薄毛や抜け毛の種類

びまん性脱毛症

びまん性脱毛症とは、広い範囲の毛が薄くなっている状態のことです。女性に発症する人が多く、明確な原因は未だ解明されていません。
ホルモンバランスの変化や自律神経の乱れなど様々な要因が複雑に絡み合って進行すると言われており、誰でも発症する可能性があります。

分娩後脱毛症(産後の抜け毛)

女性特有の脱毛症として、分娩後脱毛症があります。一般的には産後抜け毛と言われています。妊娠後期に女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が増えることで、髪が休止期に入ることが延期され、それが出産後、一斉に休止期に入ることで脱毛する症状のことです。

詳しくは<産後抜け毛の原因と対策>で解説しています。

牽引性脱毛症

ポニーテールやお団子ヘアのような強く髪を引きつめた髪型を長時間続けたり、エクステをつけたりすると髪や頭皮への負担となり、生え際や分け目が脱毛する場合があります。
牽引性脱毛症は男女や年齢に関係なく起こる可能性がありますが、女性はヘアアレンジをしたり、分け目が変わらないことが多いため起こりやすいです。

円形脱毛症

その名の通り、円形や楕円形に脱毛する症状を円形脱毛症といいます。男女関係なく起こる可能性がありますが、女性は特に自己免疫疾患や出産による女性ホルモンの減少が原因になることがあります。

批糠(ひこう)性脱毛症

ひこう性脱毛症は、乾燥したフケが毛穴を塞ぎ、炎症を起こすことで脱毛します。
シャンプーやヘアケアアイテムが頭皮に合わなかったり、トリートメントのすすぎ残しなどで起こる、頭皮トラブルが原因であることが多いです。

年代関係なくできる薄毛対策

育毛剤を使う女性

薄毛や抜け毛はデリケートな問題だから、周りに相談しづらい、できるならセルフケアでなんとかしたいと思う方も多いでしょう。気になったらすぐにできる対策方法を集めてみました。

  • ・睡眠時間の確保
  • ・寝る1時間前はスマホをやめる
  • ・バランスのいい食事を心がける
  • ・髪の紫外線対策をする
  • ・シャンプー選びや洗い方を見直す
  • ・女性用の育毛剤を使う
  • ・頭皮マッサージを習慣にする

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